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【知らないとヤバい!】アジャイル開発で研究開発を効率化する方法とは?

作成日:2024年6月13日 更新日: 2025年2月20日

ITシステム開発等の分野でよく聞かれるアジャイル開発ですが、実はIT以外の企業の研究開発にも取り入れることができます。今回は、アジャイル開発の概要や手法、導入メリットや導入事例について、網羅的にお伝えします!

ス ポ ン サ ー リ ン ク

目次

アジャイル開発とは?

アジャイル(agile)は、「素早い」「機敏な」という意味です。

アジャイル開発は、短期間で繰り返し改善を行うことで、迅速かつ柔軟にプロジェクトを進行させる手法です。

もともとはIT分野で生まれましたが、その柔軟性と効率性から、現在では研究開発など多様な分野で活用されています。

特に、変化の激しい市場環境や不確実性の高いプロジェクトにおいて、その効果が期待されています。
(Asana) (Monstarlab)。

アジャイル手法の種類

スクラム:小規模チームの協力でスピーディな開発

  • 小さなチームで短期間(通常2週間)で成果を上げる手法。
  • 定期的なミーティング(デイリースクラム、スプリントプランニング、スプリントレビューなど)を行い、進捗を確認します (Lucidchart)。

カンバン:進捗の可視化で効率的なプロジェクト管理

  • 作業の可視化とフローの管理を重視する手法。
  • 進捗状況を視覚的に管理し、ボトルネックを特定して改善します​ (Lucidchart)​。

エクストリーム・プログラミング(XP):頻繁なリリースと改善

  • 頻繁なリリースと継続的なフィードバックを重視。
  • 顧客とのコミュニケーションを強化し、テスト駆動開発を行います​ (Wrike)​。

アジャイルを研究開発に導入するメリット

柔軟な計画変更が可能

アジャイル開発では、短いサイクルで計画と実施を繰り返すため、状況の変化や新たな知見に対して柔軟に対応できます。 これにより、研究開発プロジェクトにおけるリスクを最小限に抑え、効率的な進行が期待できます。​ (ツギノジダイ)​。

顧客フィードバックの即時反映

頻繁なリリースとフィードバックのサイクルにより、顧客や市場からの意見を早期に取り入れることができます。 これにより、製品やサービスの品質向上と顧客満足度の向上につながります。 (monday.com)​。

開発スピードの向上とチームのモチベーションUP

短期間での目標設定と達成を繰り返すことで、チームのモチベーションが向上し、開発スピードも加速します。 また、定期的な成果物の提供により、プロジェクトの進捗を実感しやすくなります。​ (ツギノジダイ)​。

アジャイル導入の成功事例

Payどん(鹿児島銀行)

鹿児島銀行は、地域密着型のキャッシュレス決済サービス「Payどん」をアジャイル開発手法を用いて短期間で開発しました。 この手法により、ユーザーからのフィードバックを迅速に反映し、サービスの質を高めています。 (Monstarlab)​。

図出典:https://paydon.jp/

釣りドコ(アジア航測)

アジア航測株式会社は、釣り人向けのアプリ「釣りドコ」をアジャイル開発で提供しています。

ユーザーの声を積極的に取り入れ、頻繁なアップデートを行うことで、ユーザーフレンドリーな製品を実現しています。​ (Monstarlab)​。

インターネットラジオステーション<音泉>(タブリエ・コミュニケーションズ株式会社)

日本音楽著作権協会(JASRAC)は、改ざん不可能なブロックチェーン技術を活用した楽曲管理システム「KENDRIX」をアジャイル開発手法で開発しました。

この手法により、ユーザー中心のサービス提供と継続的な機能改善を実現しています。(JASRAC

アジャイル開発のデメリットとその解決策

頻繁な計画変更によるチームの負荷

アジャイル開発では、短いサイクルで計画を見直すため、チームの負荷が増えることがあります。 これにより、メンバーの疲弊やモチベーションの低下につながるリスクがあります。 解決策計画と実施のバランスを取り、スプリントの目標を現実的に設定することで、過度な変更を避けます。 また、メンバーの意見を反映させることで、チームの一体感とモチベーションを維持します。 (ツギノジダイ)​。

コミュニケーション不足による課題

アジャイル開発は、チーム内でのコミュニケーションが重要です。

これが不足すると、誤解や情報の共有不足が発生し、プロジェクトの進行が滞る可能性があります。

解決策: 定期的なミーティング(デイリースクラムなど)を実施し、透明性の高いコミュニケーションを維持します。

また、オンラインツール(例:Slack、Trello)を活用して情報共有を効率化します。​ (Lucidchart)​。

まとめ:アジャイル開発が研究開発にもたらす変革

アジャイル開発は、短期間での改善を繰り返すことで、研究開発の効率を大幅に向上させます。計画変更に柔軟に対応し、顧客のフィードバックを迅速に反映することで、製品の品質を高め、顧客満足度を向上させることができます。 また、成功事例からも分かるように、アジャイル手法は多様なプロジェクトに適用可能であり、効率的な開発を実現します。 OUTSENSEでもアジャイル開発の手法を取り入れ、宇宙開発を目指すプロジェクトでその効果を発揮しています。今後も進化するアジャイル開発の手法を活用し、より高品質な研究開発を追求していきます。

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株式会社OUTSENSE(あうとせんす)

株式会社OUTSENSEは、「折り工学」を専門とした設計会社です。折りによるデザイン性のや機能性の付与を通して、新規事業開発や製品課題解決をいたします。

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株式会社OUTSENSEは、「折り工学」を専門とした設計会社です。折りによるデザイン性や機能性の付与を通して、新規事業開発や製品課題解決をいたします。本ブログでは、「折り工学」や研究開発、環境技術について発信しています。

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